一般的に便秘は男性よりも女性のほうがなりやすいとされています。
子供の頃からずっと症状があるという人もいれば、妊娠や病気、また環境の変化などを期になってしまったという人など、さまざまです。
症状が起こる原因には食物繊維や水分の不足、精神的ストレス、運動不足などがよく挙げられます。
そのほかにも、我慢癖によるものや病気や薬の副作用によっても引き起こされるケースもあります。
なってしまうとお腹が張ったり、痛みなどを伴い、不快感を覚えるのがつらいのですが、そのほかにもさまざまな症状を併発します。
不眠や体臭といったトラブルや、痔を併発してさらに排便が困難になるということも少なくありません。
精神的にイライラしたり、肌荒れやにきびができたりと、特に女性にとっては悪影響を与えるばかりです。
さらに「ぽっこりお腹」は夏の薄着の時などは特に恥ずかしいですよね。
このように便秘になると排便にトラブルを抱えるだけでなく、それが要因となりいろいろな点においても問題が生じてしまうのです。
便秘は定期的なお通じがないことをいうと思っている人も多いのですが、お通じがなくても本人に不快感や痛みなどがなければ便秘とはいいません。
逆に毎日お通じがあっても不快感や痛みがあれば、それは便秘と呼べるかもしれないのです。
薬の副作用で便秘になることも
服用している薬によっては、副作用によって、便秘になりやすくなってしまう場合もあります。
どのような薬を服用していると、便秘の副作用が現れやすいのでしょうか？
まず収斂薬や鉄剤、制酸薬というのは、腸内や肌の粘膜にあるたんぱく質と結びついてしまい、粘膜の上に保護膜を作り出します。
これによって、腸内の粘膜に対する刺激が弱くなってしまい、腸の働きが弱まってしまいます。
そして、血圧が高い人の場合は、降圧剤を服用している場合が多いのですが、降圧剤によって消化管の働きが弱まってしまいます。
咳止め薬やモルヒネが配合されている麻酔作用がある鎮痛剤というのはぜん動運動が弱くなってしまいます。
そして、抗不整脈薬や抗鬱剤、抗精神病薬、抗ヒスタミン、抗コリン薬は消化器官の働きが弱くなります。
消化管の働きや腸のせんどう運動を抑えるような副作用を持っている薬を服用した場合、それだけ便を排泄しにくくなってしまうということになりますから、結果として便秘になりやすくなるのです。
いくら便秘になりたくないからと言って、、自分の判断で薬の服用を中断するというのは危険です。
ですから、便秘に悩んでいることを医師に相談して、アドバイスをしてもらうようにしてください。
